アメリカでの早期審査の結果

USPTOでの早期審査の結果

 先週ですが、アメリカ現地代理人からPPH(Patent Prosecution Highway)を用いて早期審査請求をしていた案件の審査結果が届きました。

 出願日2017.2.7日、ファーストOAの発行日が217.6.27日でしたので、なんと4カ月20日でファーストオフィスアクション(1st OA)が届いたことになります。4年ではなく4か月ですよ。

 以前にしていたアメリカの通常出願ではなんか2年後ぐらいに最初の通知がぽろっと突然やってくる、という感じでしたので、隔世の感があり、ものすごく速いです。今回当たった審査官の運も良かったのかもしれませんが、これぐらいのスピード感でやっていただけると非常に助かります。正直2年も経ってから拒絶理由通知とかもらっても発明内容を忘れかけてますので、、(笑)。

 従いまして、アメリカでの特許権の早期権利化にはPPH制度はかなり有効に使えそうです。日本の早期審査でも一度1か月ぐらいで返事が来て驚いたことがありますが、日本特許庁の電話対応も最近富に良く、各国の特許庁のやる気を感じるのは私だけではないと思います。

 今週は色々と忙しくて更新が遅れました。

 蓑和田国際特許事務所 蓑和田 登

2017年07月21日