バンコクの特許事務所
先週は、バンコクの特許事務所を訪問させて頂きました。
J.T.ASIA International Patent officeというところです。
この事務所は、写真に示すように非常に美人のタイ弁理士さんがいました。また、日本人のアシスタント神宮司様がいますので、日本からタイへの特許出願、商標出願などを考えている方はコミュニケーションが非常に容易です。化学、電気、情報などに対応可能で日本からの仕事を多く受けているそうです。料金表などを頂きましたので、興味がある方はご一報ください。
タイに特有の特許制度としては、小特許制度(新規性のみで登録され、進歩性は要求されない。また、強力な権利行使が可能)があります。また、特許の出願公開は基本?出願日から180日で、審査請求を公開日から5年以内にする必要があるそうです。また、商標出願に関してはマドプロに入っておりませんので、パリ優先権などを伴った直接出願しかなく、商品/役務の区分には現地代理人の専門知識が必要となるようです(例えば、clothingといった指定はできず、もっと詳細に記載する必要があるなど)。
また、話の中で、タイでは特許庁において未だワイロ的なものがあると、審査を有利に進めてくれるとかくれないとか(極端な場合、ワイロを渡すとその場で審査結果を教えてくれる?)、、、とにかく非常に有意義でした。
やはり、実際に会って話すと全然違うものだなぁと感じました。
弊所は、このように今後も、小さな事務所であっても高品質の仕事を、低コストで提供してくれる海外事務所と連携を深めるための努力を続けてゆきます。
蓑和田国際特許事務所 蓑和田 登