First OAまで3ヵ月!~米国特許におけるPPH(早期審査請求)の結果

First OAまで3ヵ月!~米国特許におけるPPH(早期審査請求)の結果

 少々遅くなりましたが、以前にしたUS特許出願の日本特許査定に基づくPPH(早期審査請求)に基づく1st OA(第一回目の審査結果)が届くまでの日程感に関して記載されせいただきます。

 本件は未だ審査継続中なので詳細な番号などは記載できないのですが、日程は記載できるので記載いたします。
 PPH request (日本登録に基づく早期審査請求): 2018.11.14
 PPH granting (PPHの認定):2019.1.31
 1st OA (第一回目の審査結果受信):2019.2.13
 でした。
 すなわち、PPHの請求から3ヵ月で審査結果が届きましたので非常に驚きでした。
 通常、US特許の場合、早期審査をかけない場合には出願日から約1年半後に審査結果が届きます。これは正直遅く感じており、発明内容を忘れたころに審査結果が届く、という感じですが、PPH請求をすることで、非常にスピーディにUSの特許権利化に持ち込むことができることが分かります。

 以上より、USでの権利化のための戦略として、特に中小企業様は日本で早期審査などで特許の権利化をして、その後にUSで早期審査請求をして権利化にする(その際には日本で特許査定を得ていることが非常に有利に働く場合がある)という手法がUSで権利を得るために一番手っ取り早い気がしております。

 ※弊所は、日本特許・意匠・商標のみではなく、国際特許・意匠・商標出願を非常に得意としておりますので、そのようなお客様がおられたら是非遠慮なくお声かけ下さい。相談は無料です。お待ちしております。

 蓑和田国際特許事務所 蓑和田 登

2019年05月17日